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2022年までにレーザを大量販売市場にする【フィリップス+IQE】

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 IQE plcとフィリップス(Philips)は、VIDaP(VCSEL Pilot Line for Illumination, Datacom and Power Applications)プロジェクトが無事完了したと発表した。同プロジェクトは、ドイツ教育研究省(BMBF)とEUが共同で助成する2300万ユーロのプロジェクトで、欧州ECSELプログラム傘下で実施された。

 フィリップスをリーダーとするVIDaPコンソーシアム、そのパートナーには、IQE, STMicroelectronics SAS, Sidel, Sick AG, Mellanox Technologies Ltd, and the Technical University of Eindhoven,が含まれる。同コンソーシアムは、2014年設立、目的は、VCSEL量産のための汎ヨーロッパサプライチェーン機能の確立。VCSELには、赤外照射、データ通信、ジェスチャ認識および工業加熱アプリケーションがある。プロジェクトは、高度に自動化された製造における大幅な前進に焦点を当てており、VCSEL製造をLED産業と同じ成熟レベルにすることだった。

 VCSELは、デジタル革命の最前線で多くの急成長市場を促進し可能にする重要コンポーネントである。これは、データ通信、3D認識、LiDARなどの光センサ、それに3Dプリンティングなどの産業を覆う。VCSEL市場の世界的規模は、数億ドル、2022年までには10億ドルを上回ると予測されている。

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