Dell’Oro Groupの調査によると、脱集中(disaggregated)WDMシステムが、データセンタインタコネクト(DCI)のスイートスポットを射止めている。2017年第2四半期、Ciena、Cisco、Infineraの3社が、Disaggregated WDMシステム市場で合わせて85％のシェアを獲得した。
　「ディスアグリゲーション(分割)は新しい概念ではないが、採用は力強い」とDell’Oro GroupのVP、Jimmy Yuは指摘する。「当社の推定では、2Q17でディスアグリゲートWDMシステムは年換算予測値4億ドルとなり、前年比225％成長だ。全てでないにしてもほとんどの購入で、これら新しいシステムは、メトロとLHのスパンの両方でDCIに導入されている。これまで、最大の調達者はインターネットコンテンツプロバイダであった。彼らは、同プラットフォームの簡便さ、容量、省エネを評価している。ディスアグリゲートWDMシステムが光DCI装置購入の約1/3となった第2四半期の実績をベースにすると、ディスアグリゲートWDMシステムは正にDCIのスイートスポットを射当てたと言わざるを得ない」とYu氏は付け加えている。